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東武バス、千葉のバスに関する話題を中心に 管理人の別趣味のお話等を書かせて頂きます。
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東武バスの営業エリアの中でも一番有名な観光地、日光地区では新製当初に
貸切車としてデビューした車が集められ、路線車に格下げされて使用される
パターンが数年来続いていました。(以降、格下を落とすと表現します。)
バリアフリー法の絡みから、最近では路線タイプが導入されていますが、
貸切減車と言う冬の時代を生き抜いて、早い時期に貸切車としての使命を
終えて路線改造がなされた一大グループと言えば、やはり日野のセレガ
(U-RU2FTAB)といすゞのスーパークルーザーシャーシに富士重工の7HD
車体を架装したマキシオン(U-LV771R)ではないでしょうか。
 

セレガFSとマキシオンの並び。
日光営業所にて

東武鉄道の貸切バスと言えば、平成元年に全国の貸切車部門で売り上げが
日本一になるという快挙が達成されたほどの勢いでしたが、以降は売上も
下降の方向へ進み、平成2年時点で「320両」を所有した貸切車も減車へ傾く。

平成10年のバス部門分社直前に於いては全部で15両まで減車されてしまった。
 
左:グループ会社の「東野交通」に転籍したマキシオン。
中:グループ会社の「キング観光」に転籍したFHI 7S架装のLV。
右:東北急行も当時は貸切免許を持っており、東武から転籍車を受け入れていた。

車両によっては売却されて日本全国へ買い取られ、約半数の除籍車は
東武グループ各社へ転籍して行きました。
そして、一部の車両が路線車として使用される為に日光営業所へ転配された。
日光地区では、以前から前乗り前降りのトップドア車が活躍していたのと、
山岳路線で高出力なエンジンを持つ貸切車が転用されてきた経緯があります。
セレガ、マキシオンの類でも路線車に転用できる訳です。


昔日光で使用されていたトップドア路線車、日野RE100
(画像提供:真砂町車庫殿)

日光へ転配されたセレガは、路線改造として車内リクライニングの固定化
(後に中止)、運転席直後に仕切増設、カーテン類の撤去、座席後部の
テレビモニター撤去、正面社名行灯の行先表示器化、乗車口扉の折戸化、
車両正面に拡大社番を貼付等が実施された。
(正面の拡大社番表示は無線操車が廃止されて以降は中止されているが、
当初貸切兼用車両は元から省略されていた。)


日光営業所転属にあたり、足利自修で格下改造を受ける
社2302号車。
足利自修 福居工場にて

各車両の改造は栃木県の足利自修福居工場、埼玉県の三進自動車にて
実施されており、転属時に改造の上日光へ配属されている。

車両は1991年から1992年製造のグループが充当され、当時日光営業所の
顔だった富士重工R3車体を架装したいすゞ車でしたが、やはり老朽化の問題から
置換の必要に迫られており、車両入替が図られました。

左:東武日光線の集約臨「林間学校」号を待受ける9台口のR3軍団。
中:日光に新規配属された社9219号車と当時最古参グループの社6767号車。
右:当時は現在の倍以上車両を有した日光では殆どの車が東武らしいR3型。

これらの老朽車を置換える為に受け入れた車両は、1999年に実施された
「群馬地区撤退、前橋営業所閉鎖」で余剰となった貸切車を格下して
社9265号車、社9270号車、社9271号車の3両を日光へ投入しました。


群馬運輸事務所廃止に伴う前橋営業所閉所で日光へ転属してきた3台のセレガ。
左から社9265号車、社9270号車、社9271号車、共に1992年製造の貸切車。

この転配により当時の最古参R3型を老朽取替して、セレガへの置き換えに
一段落をつけました。


この時除籍された古参車の1台である社6831号車、R3車体架装車ながら
行先表示機が正面のおでこ部位に外付されていたP-LV219S。
北関東ではどこのバス会社でもおなじみの形態でした。


一方で日光へ集結を始めた91年、92年導入のセレガ達は最大の特徴として
側窓がメトロ窓と言う点がある。
前扉をスイングドアから折戸に改造した時に若干ではあるが形態が異なる
車両が出現した事も趣味的には興味深いところかと。


このタイプの前扉が基本だった。
ドア上部に側窓周りの黒色が扉まで伸びるタイプ。
また、画像の車は当時貸切・路線兼用登録だった為、正面の拡大社番が無く
ホイルキャップも装着している。
現車の新製配置は群馬県の沼田営業所。
社9266号車 日光駅前モータープールにて。


こちらは扉部分に黒色が入らないタイプ。
数台が存在していた。
現車の新製配置は群馬県の渋川営業所。
社9214号車 日光駅前モータープールにて。


扉が黒一色のタイプ。
初期型セレガの中では、後期に転籍してきた車。
現車の新製配置は埼玉県の川越営業所で、後に
大宮営業所へ転属して深夜急行として活躍していた。
社9210号車 日光駅前モータープールにて。


パターン的には唯一の存在だった車。
先代のR3型の扉を取り付けたタイプで異彩を放つ。
なぜこのような改造になったのかは不明。
現車の新製配置は埼玉県の本庄営業所。
社9209号車 アーデル霧降にて。

さて、路線車がグループカラーに統一される一方で、導入時期的に
更新改造が行われず残ったセレガが定期観光用の車だった。
1993年導入の社9316号車〜社9319号車の4両が転用された。


社9319号車 この車の新製配置は茨城県の下館営業所だった。
鬼怒川出張所にて。

日光定期観光はこの後グループ会社の日光交通へ運行を
移管することになり、車両も運命を共にして東武籍を離れて
しまう事になるのはご存知の通り。

この後、平成10年に15両まで減車された時に貸切車として
生き残った車両と深夜急行などに使用されていた貸切落とし
車両の置換が本格的に始まります。
平成16年にセレガの後継車である「セレガR」のハイデッカー
車が深夜急行と羽田リムジン用に西柏へ配置されたのを皮切りに、
エルガのワンロマ仕様が足立、西柏、大宮の各営業所に登場。

左:深夜急行と羽田リムジンの置換用で登場したセレガR
  社9680号車  西柏営業所にて
右:やはり深夜急行の置換用で登場したBR2ワンロマタイプ。
  社9860号車  大宮営業所にて

貸切車としてもセレガRは2台が新製され大宮と西柏へ
それぞれ配置されました。


西柏へ配置されたセレガRの貸切車、社9739号車と吉野町で回着整備
を受ける社9738号車。

翌17年にはついにフルモデルチェンジの新型セレガが登場して
(セレガ、ガーラの統合型)足立、大宮、西柏の各営業所へ
配置され始めると、東武鉄道生え抜きの貸切車や用途外指定車が
日光営業所へ転属してきました。

つづく。

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