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東武バス、千葉のバスに関する話題を中心に 管理人の別趣味のお話等を書かせて頂きます。
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第一陣で日光へ投入されたセレガは全部で19両。
その他に数台のR3型架装のP-LV719Rや、P-RU607BBなどが最後の活躍をしていた。


当時、日光の最古参だった車両達。

山岳路線で登坂の多い路線環境、しかも積雪が当然ながらついて回る。
冬季でもいろは坂を上下する為、塩化カルシュームも敵となりシャーシを襲う。
老朽化も早く、古参車は引退してゆくのでした。
そんな中、置換の対象車が日光へやって来ます。
前節でお話した深夜急行の置換と高速江戸川台線の廃止に伴い、4台のマキシオン
が転属してきます。


再び日光へ舞い戻った社2125号車。

西柏から回着後、日光仕様に改装が終わりナンバー変更
を待つ社2165号車、社2169号車も転属してきている。


足立で深夜急行に使用されていた社2170号車も日光へ転属。
同僚だった当時唯一のHD−2を架装した社2158号車も貸切車
登録で転属している。

4両のマキシオンが次々と充当され、日光の顔だったR3型を置き換えて
行きました。

廃車となったR3達。

その後、深夜急行用にQ尺のエルガワンロマ車が大宮、西柏、足立に配置
されると、しばらく遅れてもう1台のセレガが転属してきます。
社9210号車で、ミッドナイトアロー川越の元専用車です。


91年車としては最後に日光へやってきた社9210号車。
車両後部にミッドナイトアローのサボ受を残していた。

この結果、P−LV719Rは90年型の社2059号車、社2065号車の2台と
同じP−RU607BBの1台、計3台を残すのみとなった。


最後は予備車扱いだった90年車達。
中でも社9204号車は東武では唯一のRU-607BBで(東武の選択は、
P-RU608BBが当時標準だった。)貴重な存在だった。
埼玉の上尾営業所に新製配置されて貸切車として活躍した経緯を持つ。
同時期に東武が選択したLV-719Rの軸距が6150mmに対してRU607は
軸距が6100mmとわずかに短尺で、いろは坂の登坂を考えて試験的に
導入したものと言われている。
後に導入されたセレガFSは軸距が6480mmあり、結局のところ選択の
詳細はわからないままでした。

時間を少し置き、今度は貸切車の置換が首都圏で始まります。
置換対象の貸切車は15両。
そのうち殆どのSHD車は引退してゆく事になります。

足立営業所では、貸切用としてU-LV771Rが4台で内1台はSHD。
後は深夜急行用が1台で合計5台。
西柏営業所では、貸切用としてU-LV771Rが4台で内1台はSHD。
後は深夜急行用のセレガFSが1台の合計5台。


東武最後の7S架装貸切車になった足立営業所の社2294号車と
西柏営業所の社2295号車。
共に東武内での再就職は果たせず除籍売却されてしまった。

 
日光転籍が決まったマキシオン。
西柏で整備中の社2301号車と足立で高速いわき号の続行便として
スタンバイする社2302号車。

一方、大宮営業所でも整理は進んでいる状況でした。
こちらは貸切用としてセレガGDが2台とセレガFSが2台。
それと深夜急行用のセレガFSが1台の合計5台。


大宮で待機するSHD、セレガGDと貸切輸送へ出発するセレガFS。
大宮のSHDは暫く延命する事になり、2台のうち社9366号車は日光
営業所へ貸切車として転属、既存の社2158号車を置換る事になった。


除籍された社2158号車。

平成18年3月には首都圏からの深夜急行、貸切車での置換が完了。
東武鉄道バス事業本部生え抜きの車両による日光への転属劇は終了した。

 
行先表示機がデジタル化された車も出現、また最後に貸切から落とされた
車両は扉がスイングドアのままで投入された。


元大宮の社9369号車や西柏で活躍していた社9373号車も日光
へ転属して路線バスへ投入されていった。

この後、高速路線車の転属が暫く続くものの国際観光地日光での運行に
バリアフリーは必要との観点から、数十年ぶりに日光営業所への新製車が
現れています。


日光にも姿を現したQ尺のエルガ。

またこの頃になるとセレガにも廃車が発生し始めます。

90年車と共にトップを切って廃車となった社9207号車。

日光で活躍する車は基本的に経年車が多いのですが、元貸切車と言う
生まれが違う車の集まりでした。
現行の高速路線車には無いゆったりしたシートや静かな車内。
日光へ行けばその乗り心地を味わえましたが、その車達もどんどん引退
していきました。
今後は少し味気ない首都圏と同じ顔の路線車に置き換わってゆく事でしょう。
時代の流れと言うものはこういうものなんでしょうね。


最後になりましたが、当時の東武バス日光の職員の皆様、営業所長様には
大変お世話になりました。
今後も日光発展の為、東武バス日光様のご活躍をお祈り致します。


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こんばんは。ご無沙汰しております。

本文中にも出てきた深夜急行用として導入されたのエルガ/ブルリ2も、現状では大宮の5064以外は日光に集約されましたね。貸切顔は確実に減っています。
今年の初頭には新型エルガ2979が配置され、いろは坂運用にもノンステップバスが入る時代になりました。
あっちー 2017/04/08(Sat) 編集
コメントありがとうございます
こんにちは。
ここ数年で随分環境が変わった感じですが、新車が投入されるという事は利用者には喜ばれる事だと思いますし、イメージもよくなるので良い事だと思います。
最近でも高速車が2台ほど東武から捻出されまして、日光へ投入されるかどうか流れを見ておりましたが、どうやらグループ転籍して特定輸送に使われる事に
なるみたいです。
今のところまだ現れていませんが、俗に言う「セレガーラ」
が日光へ登場するのか?微妙になって来ましたが、果たして
どうなるんでしょうか。
事の流れを見守りたいと思います。
tobushirei 2017/04/09(Sun) 編集
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