http://this.kiji.is/94176410971506170
群馬と栃木を結ぶ国道120号線を走る路線バスが復活するとの
ニュースが流れました、24年ぶりだそうです。
(画像提供:farewell song 殿)
元々東武バスが観光目的で1966年に沼田〜草津温泉間2回、中之条〜草津温泉間
2回を暮坂峠経由にて運行したのが始まりでした。
残念ながら1971年には草津温泉までの運行は廃止されてしまい、中之条から中山本宿
経由の沼田線のみが残ります。
この頃、沼田駅からは一大観光地である尾瀬を控えた土地柄から国鉄の臨時夜行列車
に接続した臨時夜行バスの運行などが盛んになっており、臨時以外にも大清水、丸沼
温泉方面に定期路線バスを運行していた。
(画像はイメージ:東武の路線バス。)
(撮影協力:九万石 殿)
中継地の鎌田には出張所もあり、沼田方面から接続を受けたローカル路線の起点として
も賑わっていたそうです。
1987年3月には水上〜湯元間の定期路線が運行を取りやめてしまい廃止されますが、
これを夏季運行する鬼怒川特急便に建て替えを行います。
(ダイヤルバス移管直前まで東武バス鬼怒川出張所に残っていた看板)
同年4月のGW前に「日光国立公園横断特急バス」として水上〜鬼怒川温泉間の運行
を開始しますが、その後は1990年11月まで運行され廃止されます。
※ 参考:1987年(昭和62年度の運行)時刻。
水上駅 9:30→上毛高原駅9:55→沼田駅10:15→老神温泉11:00→鎌田11:20→
丸沼温泉12:10→湯元温泉12:45-13:30→東武日光駅14:35→鬼怒川温泉駅15:15
鬼怒川温泉駅9:50→東武日光駅10:30→湯元温泉12:45→丸沼温泉13:30→
鎌田14:10→老神温泉14:30→沼田駅15:15→上毛高原駅15:35→水上駅16:00
運賃は、水上駅〜沼田駅→日光駅・鬼怒川温泉駅 3500円
老神→日光駅 2800円 老神→鬼怒川温泉駅 3300円
鎌田→日光駅 2400円 鎌田→鬼怒川温泉駅 2900円
※昭和62年当時の料金です。
時を同じくして東武鉄道はバス事業において群馬、埼玉を含む北部地域の撤退を決定
するにあたり、急速に路線が廃止又はグループの関越交通に肩代わり運行を依頼する
形で東武バスは群馬から消えてゆきます。
1992年11月4日まで沼田営業所が鎌田〜湯元温泉間を走らせていましたが、何せ
利用者が少な県境越路線。
御多分にもれず路線廃止されてしまい、県境の「金精峠を越える路線バス」はこの日を
持って消えてしまいました。
※参考:1992年(平成4年度、最後の運行)時刻。
鎌田9:30→丸沼温泉10:05→湯元温泉10:45
鎌田13:40→丸沼温泉14:15→湯元温泉14:55
湯元温泉11:05→丸沼温泉11:50→鎌田12:25
湯元温泉15:05→丸沼温泉15:45→鎌田16:20
(画像はイメージ、関越交通バスの貸切車。)
今回の復活に際し、運行は「東武バス」ではなく、東武グループで群馬県内の
東武バスを肩代わり運行して一大バス会社になった「関越交通」さんが運行するとの事。
かつての東武鉄道が観光開発に対する熱意を捨てず、松島、日光などで
成功を収めた二代目根津社長がどんな思いで今回の事を見ているのだろうか。
日光と水上に定期観光バスを運行していた事を考えると、やはり大きな夢を持っていた
事が伺えるように思います。
私も時間があれば、是非乗車してみたいと思っております。
群馬と栃木を結ぶ国道120号線を走る路線バスが復活するとの
ニュースが流れました、24年ぶりだそうです。
(画像提供:farewell song 殿)
元々東武バスが観光目的で1966年に沼田〜草津温泉間2回、中之条〜草津温泉間
2回を暮坂峠経由にて運行したのが始まりでした。
残念ながら1971年には草津温泉までの運行は廃止されてしまい、中之条から中山本宿
経由の沼田線のみが残ります。
この頃、沼田駅からは一大観光地である尾瀬を控えた土地柄から国鉄の臨時夜行列車
に接続した臨時夜行バスの運行などが盛んになっており、臨時以外にも大清水、丸沼
温泉方面に定期路線バスを運行していた。
(画像はイメージ:東武の路線バス。)
(撮影協力:九万石 殿)
中継地の鎌田には出張所もあり、沼田方面から接続を受けたローカル路線の起点として
も賑わっていたそうです。
1987年3月には水上〜湯元間の定期路線が運行を取りやめてしまい廃止されますが、
これを夏季運行する鬼怒川特急便に建て替えを行います。
(ダイヤルバス移管直前まで東武バス鬼怒川出張所に残っていた看板)
同年4月のGW前に「日光国立公園横断特急バス」として水上〜鬼怒川温泉間の運行
を開始しますが、その後は1990年11月まで運行され廃止されます。
※ 参考:1987年(昭和62年度の運行)時刻。
水上駅 9:30→上毛高原駅9:55→沼田駅10:15→老神温泉11:00→鎌田11:20→
丸沼温泉12:10→湯元温泉12:45-13:30→東武日光駅14:35→鬼怒川温泉駅15:15
鬼怒川温泉駅9:50→東武日光駅10:30→湯元温泉12:45→丸沼温泉13:30→
鎌田14:10→老神温泉14:30→沼田駅15:15→上毛高原駅15:35→水上駅16:00
運賃は、水上駅〜沼田駅→日光駅・鬼怒川温泉駅 3500円
老神→日光駅 2800円 老神→鬼怒川温泉駅 3300円
鎌田→日光駅 2400円 鎌田→鬼怒川温泉駅 2900円
※昭和62年当時の料金です。
時を同じくして東武鉄道はバス事業において群馬、埼玉を含む北部地域の撤退を決定
するにあたり、急速に路線が廃止又はグループの関越交通に肩代わり運行を依頼する
形で東武バスは群馬から消えてゆきます。
1992年11月4日まで沼田営業所が鎌田〜湯元温泉間を走らせていましたが、何せ
利用者が少な県境越路線。
御多分にもれず路線廃止されてしまい、県境の「金精峠を越える路線バス」はこの日を
持って消えてしまいました。
※参考:1992年(平成4年度、最後の運行)時刻。
鎌田9:30→丸沼温泉10:05→湯元温泉10:45
鎌田13:40→丸沼温泉14:15→湯元温泉14:55
湯元温泉11:05→丸沼温泉11:50→鎌田12:25
湯元温泉15:05→丸沼温泉15:45→鎌田16:20
(画像はイメージ、関越交通バスの貸切車。)
今回の復活に際し、運行は「東武バス」ではなく、東武グループで群馬県内の
東武バスを肩代わり運行して一大バス会社になった「関越交通」さんが運行するとの事。
かつての東武鉄道が観光開発に対する熱意を捨てず、松島、日光などで
成功を収めた二代目根津社長がどんな思いで今回の事を見ているのだろうか。
日光と水上に定期観光バスを運行していた事を考えると、やはり大きな夢を持っていた
事が伺えるように思います。
私も時間があれば、是非乗車してみたいと思っております。
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HN:
東武指令
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性別:
男性
職業:
謎の会社員
趣味:
さまざまな趣味あり
自己紹介:
東武バスが好きなむさい男であります。
過去の話が多くなるかも知れませんが、お許し下さい。
ハンドルネームは「東武指令」です。
特に意味はありませんが、よろしくお願いします。(笑)
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ハンドルネームは「東武指令」です。
特に意味はありませんが、よろしくお願いします。(笑)
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